【書評】御流神道|名古屋大学人類文化遺産テクスト学研究センター/伊藤 聡|臨川書店

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御流神道 9784653044734 臨川書店 パッケージ画像

中世日本の宗教思想を深く探求する上で貴重な資料を提供する「真福寺善本叢刊〈第三期〉神道篇」の一巻として、『御流神道』が刊行されました。名古屋大学人類文化遺産テクスト学研究センターが監修し、日本宗教史研究の第一人者である伊藤聡氏が編者を務める本書は、鎌倉・南北朝時代に書写された真福寺所蔵の中世神道資料の中から、特に「御流神道」に焦点を当て、その教学の実態を明らかにします。専門的な研究者にとって、一次史料へのアクセスを可能にする重要な一冊となるでしょう。

御流神道の基本情報

書名 御流神道
著者 名古屋大学人類文化遺産テクスト学研究センター/伊藤 聡
出版社 臨川書店
発売日 2021年08月06日頃
ISBN 9784653044734
シリーズ 真福寺善本叢刊<第三期>神道篇 3
ジャンル 本(すべて)
価格 28,600円(税込)

御流神道はどんな本?

本書は、愛知県大須観音として知られる真福寺に所蔵される、鎌倉・南北朝時代に書写された数多くの中世神道資料を集成する「真福寺善本叢刊」の第三期「神道篇」の第三巻にあたります。 両部神道の主要流派の一つである「御流神道」の典籍や印信(いんじん)に焦点を当て、その教学の実態を詳細に紹介しています。 「神祇灌頂大事」や「神道遷宮次第〈大師〉」など、御流神道の核心をなす文献の影印(写真版)、翻刻(活字化)、そして詳細な解題(解説)が収録されており、中世神道研究における基礎資料としての価値は比類ないものです。

御流神道の内容と読みどころ

特徴1

真福寺(大須観音)に伝わる鎌倉・南北朝時代の中世神道資料を集成した「真福寺善本叢刊」シリーズの一巻であり、貴重な一次史料に直接触れることができる点。

特徴2

両部神道の主要な流派である「御流神道」に特化し、その典籍や印信を通じて、これまで不明瞭だった教学や儀礼の実態を深く掘り下げている点。

特徴3

「神祇灌頂大事」をはじめとする主要な文献の影印・翻刻・解題が収録されており、専門家による詳細な分析と資料提供が研究の深化を促す点。

この本がおすすめの人

本書は、中世日本の宗教史、特に神道史や仏教史(特に真言密教と両部神道)を専門とする研究者や大学院生に特におすすめです。また、日本文化史、思想史、古典籍研究に携わる方々にとっても、一次史料に基づいた深い洞察を得るための重要な文献となるでしょう。学術図書館や専門研究機関の資料としても不可欠な一冊です。

御流神道の評判・口コミ

『御流神道』は、その専門性の高さから一般の読者レビューは多くありませんが、学術界ではその価値が広く認識されています。大学図書館の所蔵情報サービスCiNii Booksには全国74件の大学図書館での所蔵が確認されており、研究資料としての重要性が裏付けられています。 「真福寺善本叢刊」シリーズ全体が、これまで未公開だった貴重な中世神道資料を学術的に整理・公開する画期的な試みとして、研究者から高い評価を受けています。 本書は、中世神道研究、ひいては日本中世の宗教思想・信仰文化の解明に多大な貢献をすると期待されています。

御流神道の著者情報

伊藤聡氏は、名古屋大学人類文化遺産テクスト学研究センターの監修者の一人であり、本書の編者および主要な執筆担当者です。 専門は日本宗教史、特に中世神道研究で、長年にわたり真福寺所蔵の古文献調査に深く関わってきました。 著書には『神道とは何か』(中公新書)などがあり、中世神道の多岐にわたる側面を研究し、その成果を広く発表しています。 現在は茨城大学人文社会科学部教授を務めています。

御流神道の出版社情報

臨川書店は1932年に京都で創業した出版社で、学術図書の出版と和洋古書籍の売買を事業の両輪としています。 特に人文科学系の学術資料や専門書の刊行に強みを持ち、大学や学術機関、公共図書館などを主な取引先としています。 「真福寺善本叢刊」をはじめとする貴重な古典籍の復刻・刊行を数多く手掛け、日本の学術研究の発展に大きく貢献している出版社です。

御流神道を購入する前に確認したい情報

発売日は2021年08月06日頃、ISBNは9784653044734です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

御流神道の書評まとめ

『御流神道』は、真福寺に伝わる中世神道資料の中でも、特に両部神道の重要な流派である「御流神道」の教学を深く探求した、他に類を見ない学術書です。一次史料の影印・翻刻・解題を通じて、中世日本の複雑な宗教思想や信仰文化を理解するための確かな基盤を提供します。専門的な研究を志す方や、日本の古典籍、宗教史に関心のある方にとって、その学術的価値は非常に高く、必携の一冊となるでしょう。

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