仏教研究において世界的に権威ある文献として知られる『大正新脩大蔵経』。その中でも、仏教美術や図像学に関心を持つ研究者や愛好家にとって貴重な資料となるのが「図像部」です。本書『大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版』は、この壮大な仏教典籍集成の一部をなすもので、当時の最新の学術成果を反映し、図像資料を体系的にまとめた画期的な出版物として、長年にわたりその価値を認められています。
大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版の基本情報
| 書名 | 大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版 |
|---|---|
| 出版社 | 大正新脩大蔵経刊行会 |
| 発売日 | 1985年10月 |
| ISBN | 9784804392158 |
| ジャンル | 人文・思想・社会 |
| 価格 | 44,000円(税込) |
大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版はどんな本?
『大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版』は、大正時代から昭和初期にかけて編纂された漢訳仏典の集大成である『大正新脩大蔵経』の「図像部」全12巻のうちの1巻です。この図像部は、小野玄妙が編集主任を務め、曼荼羅をはじめとする多様な仏教図像を写真で収録し、その解説を加えています。従来の仏典にはなかった、歴史的な成立順に基づいた分類を目指した『大正新脩大蔵経』の精神を受け継ぎ、視覚資料を通じて仏教の教えや文化を深く理解するための基盤を提供しています。普及版として、より多くの研究者や関心を持つ人々へのアクセスを意図して刊行されました。
大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版の内容と読みどころ
特徴1:仏教図像の網羅性
曼荼羅など多岐にわたる仏教図像が写真で収録されており、仏教美術や図像学研究の第一級資料として活用できます。
特徴2:学術的価値の高さ
『大正新脩大蔵経』全体が学界で高い評価を受けた厳密な校訂に基づいており、図像部もその学術的信頼性を継承しています。
特徴3:歴史的・文化的意義
大正時代に編纂された仏教典籍の集大成の一部であり、当時の仏教研究の到達点を示すとともに、日本の仏教文化史における重要な位置を占めています。
この本がおすすめの人
この書籍は、仏教学者や仏教美術史研究者、東洋思想や文化を専門とする研究者にとって、不可欠な文献となるでしょう。また、仏教の教義だけでなく、その視覚表現や iconography に深い関心を持つ方、図書館や研究機関で貴重な仏教資料を収集している方にもおすすめです。特に、歴史的な仏教図像を体系的に学びたいと考える読者にとって、その基礎を築く上で大いに役立つ一冊です。
大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版の評判・口コミ
『大正新脩大蔵経』全体は、漢訳仏典の総集として学界で最高峰の厳密さが確保されており、高い評価を受けています。特に図像部は、それまで閲覧が困難だった仏画などを写真で収録し、研究に大きな意義をもたらしたとされています。 一般の読者レビューは専門性の高さから多くは見られませんが、仏教学や美術史の分野では、その網羅性と学術的信頼性から、多くの研究者や機関に参照され続けていることがうかがえます。電子データ化も進められており、その重要性は現代においても変わっていません。
大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版の著者情報
本書は特定の個人著者によるものではなく、「大正新脩大蔵経刊行会」によって編纂されました。この刊行会は、東京帝国大学教授であった高楠順次郎と渡辺海旭を都監とし、小野玄妙らが編集主任を務め、大正13年(1924年)から昭和9年(1934年)にかけて『大正新脩大蔵経』全100巻を完成させました。 図像部の編集は小野玄妙が担当し、曼荼羅など各種図像を写真で収めることに尽力しました。 この事業は、当時の仏教関係の大学研究者が一致協力して校訂作業にあたった、日本仏教界の画期的なプロジェクトとして知られています。
大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版の出版社情報
「大正新脩大蔵経刊行会」は、後に「大蔵出版株式会社」として設立されました。大蔵出版は、大正12年(1923年)に高楠順次郎の企画により『大正新脩大蔵経』刊行のために開設された「大正一切経編集所」を起源とし、昭和7年(1932年)に株式会社として設立されました。 同社は『大正新脩大蔵経』をはじめ、『南伝大蔵経』など、仏典・経典の原典著解や専門書を中心に刊行しており、仏教学術書の分野で確固たる地位を築いています。 仏教書総目録刊行会の幹事社も務めるなど、日本の仏教出版界において重要な役割を担っています。
大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版を購入する前に確認したい情報
発売日は1985年10月、ISBNは9784804392158です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版の書評まとめ
『大正新脩大藏經圖像 第3巻 普及版』は、仏教図像研究の基礎を築く上で欠かせない、極めて専門性の高い資料です。仏教学、仏教美術史、東洋学といった分野の研究者や学生、あるいは専門図書館にとって、その学術的価値は計り知れません。一般の読者には敷居が高いかもしれませんが、仏教文化の深奥に触れたいと願う知的好奇心旺盛な方にとっては、新たな発見をもたらす一冊となるでしょう。


