【書評】戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない|赤根 智子|文藝春秋

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国際刑事裁判所(ICC)所長である赤根智子氏が、現代の戦争犯罪と「法の支配」の危機に立ち向かう自身の経験を綴った一冊、『戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない』が文春新書から刊行されました。ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナへの攻撃が続く中、プーチン大統領に逮捕状を出したことで、著者自身がロシアから指名手配を受けるという異例の事態に直面。国際司法の最前線で奮闘する著者の言葉は、混迷する世界情勢を読み解く上で重要な示唆を与えます。

戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しないの基本情報

書名 戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない
著者 赤根 智子
出版社 文藝春秋
発売日 2025年06月20日頃
ISBN 9784166614967
シリーズ 文春新書
ジャンル 新書
価格 1,045円(税込)
楽天ブックス評価 ★4.3(34件)

戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しないはどんな本?

本書は、日本人として初めて国際刑事裁判所(ICC)所長に就任した赤根智子氏が、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナへの攻撃といった現代の二つの戦争犯罪に、ICCがどのように向き合ってきたかを詳細に記しています。 特に、プーチン大統領への逮捕状発行の判断に加わったことで、著者自身がロシアから指名手配を受けるという、国際社会の緊迫した状況を象徴する出来事についても語られています。 第二次世界大戦後のニュルンベルク裁判や東京裁判にルーツを持つICCの歴史と役割を解説しつつ、トランプ大統領令による経済制裁の脅威など、国際刑事裁判所が直面する存続の危機と、国際平和秩序を守るための「法の支配」の重要性を力強く訴えかけます。

戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しないの内容と読みどころ

特徴1:日本人初のICC所長による現場からの証言

赤根智子氏が日本人として初めて国際刑事裁判所(ICC)のトップに就任し、その最前線で何を見て、どう闘ってきたかを自身の言葉で語る、貴重な記録です。

特徴2:プーチン大統領への逮捕状発行と著者への逆指名手配

ウクライナ侵攻を巡るプーチン大統領への逮捕状発行の判断に関わり、その報復としてロシアから指名手配されたという、国際情勢の緊迫感を肌で感じる経験が明かされます。

特徴3:「法の支配」の危機と国際平和秩序の行方

大国の圧力や経済制裁に晒されながらも戦争犯罪と闘うICCの現状を通じて、国際社会における「力による支配」への対抗と「法の支配」の重要性、そして戦後国際秩序の未来について深く考察します。

この本がおすすめの人

国際情勢や戦争犯罪、国際法、人権問題に関心のある読者に特におすすめです。また、「法の支配」が揺らぐ現代において、国際的な正義のあり方について深く考えたい方や、国際機関の舞台裏で働く人々の使命感や葛藤に触れたい方にも響く内容です。現代の国際紛争がもたらす影響や、その解決に向けた国際社会の取り組みについて、当事者の視点からリアルな情報を得たい方にとって、必読の一冊となるでしょう。

戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しないの評判・口コミ

★★★★ 4.2 (34レビュー)

読者からは、進行中の国際紛争と著者の個人的な経験が重なり、非常にタイムリーで説得力のある内容だと評価されています。 赤根氏の冷静かつ毅然とした文章は、国際刑事裁判所の複雑な役割や、プーチン大統領からの指名手配、アメリカからの制裁といった著者が直面する過酷な状況を、読者に分かりやすく伝えていると好評です。 「法の支配」を守ろうとする強い使命感と覚悟に感銘を受け、勇気づけられたという感想が多く見られ、日本だけでなく世界に広めるべき重要な書であるという声もあります。

戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しないの著者情報

赤根智子氏は1956年愛知県名古屋市生まれの日本の検察官、裁判官です。1980年に東京大学法学部を卒業後、1982年に検事任官。横浜、名古屋、仙台、東京などの地方検察庁で勤務し、法務省法務総合研究所国際協力部長や国際連合アジア極東犯罪防止研修所所長などを歴任しました。 2018年に国際刑事裁判所(ICC)裁判官に就任し、2024年3月からは日本人として初めてICC所長を務めています。 ウクライナ侵攻を巡るプーチン大統領への逮捕状発行に関わったことで、ロシアから指名手配を受けるなど、国際的な注目を集めています。

戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しないの出版社情報

文藝春秋は1923年(大正12年)に作家・菊池寛によって創刊された雑誌「文藝春秋」を源流とする総合出版社です。 「自由な心持」で語るという創設者の精神を受け継ぎ、雑誌(「週刊文春」「オール讀物」「文學界」など)、単行本、文庫、新書など幅広い分野の出版物を手掛けています。 「文春新書」は1998年10月に創刊されたレーベルで、社会問題や時事問題、歴史、思想など多岐にわたるテーマを扱い、阿川佐和子氏の『聞く力』など数々のベストセラーも生み出しています。 本書は、国際情勢の最前線で活躍する著者の緊急性の高いテーマを文春新書として刊行することで、現代社会が直面する重要な問題について読者に深く考える機会を提供しています。

戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しないを購入する前に確認したい情報

発売日は2025年06月20日頃、ISBNは9784166614967です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しないの書評まとめ

赤根智子氏の『戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない』は、国際刑事裁判所のトップとして、現代の戦争犯罪と「法の支配」の危機に立ち向かう著者の生々しい証言が詰まった一冊です。国際情勢の現状を深く理解し、国際社会が直面する課題について自ら考えたいと願う読者にとって、必読の書となるでしょう。大国の圧力に屈せず正義を追求するICCの姿と、その中で奮闘する著者の言葉は、混迷の時代を生きる私たちに、国際社会における「法の支配」の重要性を改めて問いかけます。

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