本書『日本音声学研究 実験音声学方法論考』は、言語学者であり筑波大学名誉教授の城生佰太郎氏による、実験音声学の理論と方法論に深く切り込んだ一冊です。音声学が単なる主観的な記述に留まらず、客観的なデータに基づいた科学であることを実証的に示しています。著者の長年の研究と教育の集大成として刊行された本書は、音声学の基礎から応用までを網羅し、この分野の学術的発展に寄与する重要な文献として位置づけられています。
日本音声学研究の基本情報
| 書名 | 日本音声学研究 |
|---|---|
| 副題 | 実験音声学方法論考 |
| 著者 | 城生佰太郎 |
| 出版社 | 勉誠社 |
| 発売日 | 2005年02月 |
| ISBN | 9784585100973 |
| ジャンル | 語学・学習参考書 |
| 価格 | 22,000円(税込) |
日本音声学研究はどんな本?
本書は、城生佰太郎氏が筑波大学で約30年にわたり担当した「実験音声学」の授業内容を骨子とし、大学院博士課程での研究成果も加えて構成されています。実験音声学の方法論に焦点を当て、音声学が客観的なデータに裏打ちされた独立した科学であることを解説。パソコンの普及により手軽に行えるようになった実験を通じて、音声言語の真髄を実証的に探求します。構音障害のリハビリテーションや外国語教育、さらには入試におけるリスニングテストなど、現代社会における音声学の多様なニーズに応える内容となっています。
日本音声学研究の内容と読みどころ
特徴1:実験音声学の科学的アプローチ
音声学を主観的な記述ではなく、実験観察と元データに基づいた客観的な科学として提示し、その方法論を詳細に解説しています。
特徴2:脳波実験を含む先端研究の紹介
事象関連電位を用いた脳波実験によるアクセント認知に関する知見など、音声学の最先端研究の一端にも言及しており、この分野の広がりを示唆します。
特徴3:実践的応用への展望
構音障害のリハビリや外国語教育、ヒアリングテストなど、音声学が社会の様々な場面でどのように活用され、そのニーズが高まっているかを具体的に示しています。
この本がおすすめの人
この本は、音声学を専門とする学生や研究者、特に実験音声学に関心のある方におすすめです。また、言語学や日本語教育に携わる方々が、音声の科学的な側面を深く理解するための手引きとしても有用でしょう。さらに、発音指導や言語リハビリテーションに関わる実務家にとっても、理論的背景を強化し、実践に応用するための知識を得られる一冊です。
日本音声学研究の評判・口コミ
城生佰太郎氏の著作は、音声学の分野で高い評価を得ており、本書もその専門性と学術的価値が認められています。氏の他の著書と同様に、複雑なテーマを客観的なデータと実験に基づいて分かりやすく解説している点が評価されています。特に、音声学を単なる技術論ではなく、科学として体系的に捉えようとする姿勢が、多くの研究者や学習者にとって有益であると考えられています。社会における音声学のニーズが高まる中で、本書はタイムリーな内容を提供しているとの見方もあります。
日本音声学研究の著者情報
城生佰太郎(じょうお はくたろう)氏は、1946年東京都生まれの日本の言語学者です。東京外国語大学大学院を修了後、国際基督教大学で博士(学術)の学位を取得しました。東京学芸大学専任講師を経て、筑波大学人文社会科学研究科教授、文教大学教授を歴任し、現在は筑波大学名誉教授を務めています。専門は実験音声学とアルタイ言語学で、言語学を一般に分かりやすく伝えることをモットーに、多数の著書を刊行しています。主な著書に『実験音声学研究』『アルタイ語対照研究』『モンゴル語母音調和の研究』などがあります。
日本音声学研究の出版社情報
勉誠社は、学術書および専門書の企画、編集、出版、販売を主要事業とする出版社です。1967年設立の勉誠出版の事業を2021年に引き継ぎ、2023年より全業務を株式会社勉誠社として継続しています。日本史、中国史、文学、文化史、図書館情報学、美術史、言語学、技術史、考古学など、人文科学から社会科学、一部の自然科学分野にわたる幅広いテーマの書籍を世に送り出しています。学術的厳正さを保ちつつ、知の発展に寄与することを目指しており、事典や研究書、社会問題に関する書籍などを多く刊行しています。
日本音声学研究を購入する前に確認したい情報
発売日は2005年02月、ISBNは9784585100973です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
日本音声学研究の書評まとめ
『日本音声学研究 実験音声学方法論考』は、音声学を科学的な視点から深く探求したい読者にとって、非常に価値のある一冊です。著者の長年の研究と教育の経験が凝縮されており、実験データに基づいた客観的な分析を通じて、音声学の奥深さを知ることができます。特に、実験音声学の具体的な方法論や、その社会的な応用に関心がある方には、本書が新たな知見をもたらすでしょう。


