【書評】「福翁自傳」の研究|河北展生/佐志傳|慶應義塾大学出版会

本ページはプロモーションが含まれています
「福翁自傳」の研究 9784766412956 慶應義塾大学出版会 パッケージ画像

福澤諭吉の代表作であり、日本の近代化を語る上で欠かせない『福翁自傳』。本書『「福翁自傳」の研究』は、この不朽の名作を多角的に分析し、その真髄に迫る学術研究の集大成です。慶應義塾大学出版会から刊行された本書は、長年の研究成果を基に、福澤諭吉の思想や生涯をより深く理解するための新たな視点を提供します。

「福翁自傳」の研究の基本情報

書名 「福翁自傳」の研究
著者 河北展生/佐志傳
出版社 慶應義塾大学出版会
発売日 2006年06月
ISBN 9784766412956
ジャンル 人文・思想・社会
価格 29,700円(税込)

「福翁自傳」の研究はどんな本?

『「福翁自傳」の研究』は、福澤諭吉最晩年の代表著作である『福翁自傳』に対し、厳密な考証に基づく本文校訂と詳細な註釈を施した研究書です。慶應義塾の『慶應義塾百年史』編纂に際して発足した懇話会「自伝を読む会」での長年の研究成果が盛り込まれており、『福翁自傳』研究の集大成と位置づけられています。速記者による口述筆記に福澤自身が加筆修正した原稿を忠実に再現した本文編と、幕末・維新期の歴史的資料などとの比較により記載事項の意義を厳密に考証し詳細に註解した註釈編の二部構成で、福澤諭吉の思想と時代背景を深く掘り下げています。

「福翁自傳」の研究の内容と読みどころ

特徴1:厳密な本文校訂と註釈

福澤諭吉の口述筆記原稿と加筆修正を2色刷で忠実に再現し、これまでの諸本との異同を緻密に校合。詳細な註釈により、記述の背景や意義を深く理解できます。

特徴2:「自伝を読む会」の研究成果

『慶應義塾百年史』編纂過程で培われた長年の研究成果が凝縮されており、福澤研究における新たな知見と解釈が提示されています。

特徴3:歴史的資料との比較考証

幕末・維新期の多様な歴史的資料と『福翁自傳』の記述を比較することで、福澤の思想形成や当時の社会状況を多角的に検証しています。

この本がおすすめの人

本書は、福澤諭吉の生涯と思想、そして『福翁自傳』という作品そのものに深く関心を持つ研究者や学生に特におすすめです。近代日本史、思想史、教育史を専門とする方々にとっては、必携の資料となるでしょう。また、福澤諭吉の著作をより深く読み解きたいと考える一般の読者や、日本の近代化の精神的基盤に関心がある方にも、新たな発見と洞察をもたらす一冊です。

「福翁自傳」の研究の評判・口コミ

『「福翁自傳」の研究』は、福澤諭吉研究の分野において、その厳密な考証と詳細な註釈が高く評価されています。慶應義塾大学出版会から刊行されていることからも、その学術的信頼性は保証されており、多くの研究者にとって『福翁自傳』を読み解く上での決定版と認識されています。 特に、口述原稿の忠実な再現と、歴史的資料に基づいた詳細な註解は、福澤諭吉の思想形成過程や当時の時代背景を深く理解するために不可欠な情報を提供すると評価されています。 学術雑誌の書評などでも、その網羅性と分析の深さが言及されることがあります。

「福翁自傳」の研究の著者情報

河北展生(かわきた のぶお)氏は、大正10年生まれで、慶應義塾大学文学部を卒業後、同大学文学部教授、慶應義塾福澤研究センター所長などを歴任しました。 慶應義塾大学名誉教授、福澤研究センター顧問を務め、福澤諭吉研究の第一人者として知られています。 佐志傳(さし つたえ)氏は、昭和30年に慶應義塾大学大学院文学研究科を修了し、文学修士の学位を取得しました。慶應義塾史編纂所所員、慶應義塾高等学校教諭、慶應義塾福澤研究センター所員・顧問を歴任し、長年にわたり福澤諭吉の研究に携わってきました。 本書は、両氏が中心となって推進された「自伝を読む会」の研究成果をまとめたものです。

「福翁自傳」の研究の出版社情報

慶應義塾大学出版会は、1947年(昭和22年)11月に慶應通信教育図書株式会社として設立された出版社です。 慶應義塾大学の通信教育課程の教科書・教材制作から始まり、1996年に現在の社名に変更してからは、ユニバーシティ・プレスとして学術書の刊行に本格的に力を入れています。 総合学術出版社として、大学の社会的使命である「文明の継承」と「知的生産」の成果を広く社会に伝えることを基本的な使命としており、福澤諭吉に関する著作集や事典など、慶應義塾の歴史と文化に関わる重要な出版物を数多く手掛けています。

「福翁自傳」の研究を購入する前に確認したい情報

発売日は2006年06月、ISBNは9784766412956です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

「福翁自傳」の研究の書評まとめ

『「福翁自傳」の研究』は、福澤諭吉の『福翁自傳』を深く掘り下げたいと願う読者にとって、他に類を見ない詳細な研究書です。厳密な本文考証と豊富な註釈は、福澤の思想や当時の時代背景を多角的に理解するための強力な手助けとなるでしょう。学術的な探求を深めたい研究者や、日本の近代化の源流に触れたいと考える知的好奇心旺盛な読者に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

タイトルとURLをコピーしました