【書評】ヨモツイクサ|知念実希人|双葉社

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人気ミステリー作家・知念実希人氏が手掛ける、戦慄のバイオ・ホラー『ヨモツイクサ』が双葉文庫より刊行されました。北海道の奥地に伝わる禁忌の森を舞台に、古くから畏れられてきた「何か」と、現代の人間が直面する恐怖を描き出します。ミステリーの要素とホラーが融合した本作は、読者に予測不能な展開と深い読後感をもたらすことでしょう。

ヨモツイクサの基本情報

書名 ヨモツイクサ
著者 知念実希人
出版社 双葉社
発売日 2026年06月10日
ISBN 9784575529289
シリーズ 双葉文庫
ジャンル 文庫
価格 935円(税込)
楽天ブックス評価 ★3.9(56件)

ヨモツイクサはどんな本?

『ヨモツイクサ』は、北海道旭川の奥深くにある、アイヌの人々が「黄泉の森」と呼んで禁忌としてきた領域を舞台にしたバイオ・ホラーです。大手ホテル会社がこの禁域でリゾート開発を進める中、作業員が行方不明になる事件が発生。現場には「何か」に蹂躙された痕跡だけが残され、失踪した作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという証言が残ります。物語は、この謎の生物「ヨモツイクサ」の究極の遺伝子と、生命を喰い尽くすその脅威に、外科医の佐原茜が挑む姿を描きます。古来の伝承と現代の科学が交錯する中で、血も凍るような戦慄とミステリーが展開される作品です。

ヨモツイクサの内容と読みどころ

特徴1

北海道の禁忌の森を舞台に、アイヌの伝承と現代のバイオ・ホラーが融合した独特の世界観が魅力で、読者を未知の恐怖へと引き込みます。

特徴2

究極の遺伝子を持つ謎の生物「ヨモツイクサ」の存在が、単なるクリーチャーホラーに留まらない、生命の根源に関わるような深いテーマ性を感じさせます。

特徴3

現役医師である著者ならではの、医学的知識に基づいたリアルな描写と、ミステリー作家としての巧みな伏線回収やどんでん返しが物語に深みを与えています。

この本がおすすめの人

この本は、単なるホラー小説では物足りないと感じる、ミステリー要素を求める読者におすすめです。また、バイオ・ホラーやクリーチャーパニックといったジャンルが好きで、スリリングな展開を楽しみたい方にも適しています。北海道の雄大な自然やアイヌの伝承に興味がある人、そして医療ミステリーの第一人者である知念実希人氏の新たな挑戦に触れたいファンにも満足度の高い一冊となるでしょう。

ヨモツイクサの評判・口コミ

★★★☆ 3.9 (56レビュー)

『ヨモツイクサ』は、知念実希人氏初のバイオ・ホラーとして、読書メーターなどで多くの感想が寄せられています。 読者からは「ホラーとミステリの調和が絶妙」という評価や、「想像以上の展開に引き込まれた」という声が多く見られます。 特に、現役医師である著者による傷口や損壊の描写が「的確で迫力がある」と評される一方で、ホラーの種類が変化していく点や、中盤から終盤にかけてアクション描写が多くなる点について、ミステリー要素を強く期待していた読者からは賛否両論の意見も見受けられます。 しかし、「エンタメの宝石箱」と称されるほど、多様な要素が詰まった作品として楽しまれています。

ヨモツイクサの著者情報

知念実希人氏は1978年沖縄県生まれのミステリー作家であり、東京慈恵会医科大学を卒業した現役の医師でもあります。2011年に『レゾン・デートル』で第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、翌年『誰がための刃』と改題して作家デビューしました。代表作に「天久鷹央」シリーズや『仮面病棟』などがあり、『崩れる脳を抱きしめて』『硝子の塔の殺人』などで本屋大賞にノミネートされるなど、数々の文学賞で高い評価を受けています。医療ミステリーのトップランナーとして知られ、幅広い世代から支持されています。

ヨモツイクサの出版社情報

双葉社は1948年5月に創業した総合出版社です。創業以来、お客様に幅広い娯楽雑誌を提供し、明日への活力源としていただくことをモットーとしてきました。 「週刊大衆」や「Weekly漫画アクション」といった雑誌創刊で知られ、文芸、実用、趣味、社会問題など広範なジャンルの書籍を刊行し、多くのベストセラーを世に送り出しています。 特にエンターテインメント系の作品に強みを持ち、小説やコミック分野で多くの人気作品を手掛けています。 「双葉文庫」は同社の主要な文庫レーベルの一つです。

ヨモツイクサを購入する前に確認したい情報

発売日は2026年06月10日、ISBNは9784575529289です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

ヨモツイクサの書評まとめ

知念実希人氏が新たな境地を開いたバイオ・ホラー『ヨモツイクサ』は、単なる恐怖だけでなく、ミステリーとしての読み応えも求める読者に強く推奨できる一冊です。北海道の神秘的な森を舞台に、古来の伝承と現代の脅威が織りなす物語は、読者に深い考察と興奮をもたらすでしょう。緻密な描写と予測不能な展開が好きな方、そして知念実希人氏の新たな挑戦を楽しみたい方は、ぜひ手に取ってみてください。

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