日本に古くから伝わる民話「したきりすずめ」は、親切と欲深さの対比を通じて、人としてのあり方を問いかける物語です。永岡書店から刊行された本書は、「日本昔ばなしアニメ絵本」シリーズの一冊として、柿沼美浩氏が文を、水端せり氏が絵を手がけ、子どもたちにも親しみやすい形で物語の世界を届けています。世代を超えて語り継がれる教訓的な物語を、絵本という形で現代に伝える一冊です。
したきりすずめの基本情報
| 書名 | したきりすずめ |
|---|---|
| 著者 | 柿沼美浩/水端せり |
| 出版社 | 永岡書店 |
| 発売日 | 1998年01月 |
| ISBN | 9784522182093 |
| シリーズ | 日本昔ばなしアニメ絵本 |
| ジャンル | 絵本・児童書・図鑑 |
| 価格 | 387円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★4.9(16件) |
したきりすずめはどんな本?
『したきりすずめ』は、心優しいおじいさんと、欲張りで意地悪なおばあさん、そして舌を切られてしまうかわいそうなすずめ「ちゅんこ」を巡る日本の昔話です。おじいさんが助けたすずめを大切に育てる一方で、おばあさんはすずめに辛く当たります。物語のクライマックスでは、おじいさんとおばあさんがそれぞれ異なる選択をし、その結果として異なる報いを受けるという、善悪の対比が明確に描かれています。本作は、子どもたちが物語を通じて、思いやりや慎ましさといった大切な心を育むきっかけとなるよう、分かりやすい構成と親しみやすい絵で表現されています。
したきりすずめの内容と読みどころ
特徴1:心温まるおじいさんとすずめの交流
おじいさんが「ちゅんこ」と名付けた子すずめを大切に育てる姿は、読者に温かい気持ちを与えます。
特徴2:善悪の対比と教訓
欲張りなおばあさんの行動と、それに対する報いが明確に描かれており、子どもたちが善悪の判断や慎ましい心持ちを学ぶきっかけとなります。
特徴3:親しみやすいアニメ絵本形式
日本の昔話をアニメーションのような生き生きとした絵と簡潔な文章で表現しており、幼い子どもでも物語の世界に入り込みやすい工夫がされています。
この本がおすすめの人
この絵本は、日本の伝統的な物語に触れさせたいと考える保護者の方に特におすすめです。また、思いやりや欲張らない心といった道徳的なテーマを、物語を通じて自然に伝えたい方にも適しています。3歳から小学校低学年くらいの子どもたちが、読み聞かせや一人読みを通して、昔話の面白さや教訓を味わうことができるでしょう。
したきりすずめの評判・口コミ
『したきりすずめ』は、「日本昔ばなしアニメ絵本」シリーズの一冊として、多くの読者から親しまれています。楽天ブックスでは16件のレビューで平均4.9という高い評価を得ており、絵本ナビでも「手元に置きたい絵本」といった声や、「安定した文章に味わいある絵」を評価する感想が見られます。 特に、石井桃子氏の再話による他の版と比較して、本作は「ソフトな展開」で読み聞かせしやすいという意見もあります。 欲張りな行動が招く結果を子どもに伝えたいという目的で選ばれることもあり、昔話が持つ教訓的な側面が評価されています。 一方で、意地悪なおばあさんの描写や、舌を切られる場面に衝撃を受ける子どももいるという声も確認できます。
したきりすずめの著者情報
柿沼美浩氏は、永岡書店の「日本昔ばなしアニメ絵本」シリーズで複数の作品の文を手がけています。 他にも『ピノキオ』などの世界名作絵本の文も担当しており、子ども向けの物語を分かりやすく構成する手腕がうかがえます。 水端せり氏は、同じく「日本昔ばなしアニメ絵本」シリーズや「世界名作アニメ絵本」シリーズで絵や脚色・構成を担当しているイラストレーターです。 柿沼氏と水端氏のコンビは、子どもたちが物語の世界に親しみやすいよう、視覚的にも魅力的な絵本を数多く生み出しています。
したきりすずめの出版社情報
永岡書店は1963年に設立された出版社で、半世紀以上にわたり実用書と児童書を中心に幅広い出版活動を行っています。 児童書分野では、絵本、図鑑、知育ドリル、学習漫画など多岐にわたるジャンルを手がけており、「日本昔ばなしアニメ絵本」シリーズもその一つです。 同社は、読者の生活に密着したテーマを取り扱い、信頼性の高い情報とユニークなアイデアで質の高い出版物を提供することを重視しています。 全国約6,000の書店との特約店契約を通じた販売や、自社流通センターを活用した効率的な流通も特徴です。
したきりすずめを購入する前に確認したい情報
発売日は1998年01月、ISBNは9784522182093です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
したきりすずめの書評まとめ
『したきりすずめ』は、日本の代表的な昔話の一つであり、子どもたちに思いやりや慎ましさといった大切な心を伝える絵本です。親しみやすい絵と分かりやすい文章で構成されており、幼い子どもへの読み聞かせから、小学校低学年の子どもが一人で読むのにも適しています。昔話の教訓を楽しく学びたい家庭や、日本の文化に触れるきっかけを探している方にとって、手に取りやすい一冊と言えるでしょう。


