【書評】社会が壊れるその前に|磯野 真穂|新潮社

本ページはプロモーションが含まれています
社会が壊れるその前に 9784106039539 新潮社 パッケージ画像

人類学者である磯野真穂氏が、メアリ・ダグラスの人類学の古典を紐解きながら、現代社会が抱える不全感や孤独感、そして「象徴」の力について考察する一冊です。私たちは自由で優しい社会を目指してきたはずなのに、なぜ終わりのない自己研鑽や社会変革に駆り立てられるのか。推し活やセカイ系といった現代的な現象にも触れながら、社会の「命」を守るための視座を提示します。

社会が壊れるその前にの基本情報

書名 社会が壊れるその前に
副題 メアリ・ダグラスの人類学
著者 磯野 真穂
出版社 新潮社
発売日 2026年09月28日頃
ISBN 9784106039539
シリーズ 新潮選書
ジャンル 人文・思想・社会
価格 1,980円(税込)
楽天ブックス評価 ★5.0(1件)

社会が壊れるその前にはどんな本?

本書は、人類学者メアリ・ダグラスの思想を手がかりに、現代社会における「象徴」の役割と、それが人々の行動や社会のあり方に与える影響を考察します。かつて個人を束縛していた宗教や儀式から解放され、自由で優しい社会を築いてきたはずの現代において、なぜ人々は強い不全感や孤独感に苛まれ、自己研鑽や社会変革に駆り立てられるのか。また、「推し活」や「セカイ系」といった現代的な現象も、象徴の力という観点から読み解かれます。本書は、私たちが「善い社会」を作ろうとするあまり、かえって社会の「命」を損なっているのではないかという問題提起を行い、より良い社会を築くためのヒントを提示しています。

社会が壊れるその前にの内容と読みどころ

特徴1

人類学の古典を手がかりに、現代社会の不全感や孤独感の根源を探る。

特徴2

「推し活」や「セカイ系」といった現代的な現象を「象徴」の力で読み解く。

特徴3

「善い社会」を目指すことが、なぜか社会の「命」を損なうという逆説を考察する。

この本がおすすめの人

現代社会の生きづらさや孤独感に疑問を感じている方。文化人類学や社会学に関心のある方。メアリ・ダグラスの思想に触れたい方。なぜ人々が特定の「象徴」に惹かれ、動かされるのかを知りたい方におすすめです。

社会が壊れるその前にの評判・口コミ

★★★★★ 5.0 (1レビュー)

「社会が壊れるその前に」は、人類学の古典であるメアリ・ダグラスの思想を現代社会の諸問題に接続させ、考察した意欲作として注目されています。特に、現代人が抱える不全感や孤独感、そして「推し活」や「セカイ系」といった現象を「象徴」の力という視点から読み解く点がユニークであるという感想が見られます。善い社会を目指すことが、かえって社会の「命」を損なうのではないかという問題提起は、多くの読者に考えさせられるテーマとして受け止められているようです。

社会が壊れるその前にの著者情報

磯野真穂氏は、文化人類学、医療人類学を専門とする人類学者です。東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授。長野県安曇野市出身。早稲田大学卒業後、オレゴン州立大学大学院で応用人類学修士号、早稲田大学大学院で博士(文学)を取得しました。これまでに『なぜふつうに食べられないのか 拒食と過食の文化人類学』、『医療者が語る答えなき世界』、『ダイエット幻想』、『他者と生きる』、『コロナ禍と出会い直す』(第33回山本七平賞受賞)などの著書があります。また、宮野真生子氏との共著『急に具合が悪くなる』は濱口竜介監督により映画化され、カンヌ国際映画祭で受賞しました。

社会が壊れるその前にの出版社情報

新潮社は、1947年創業の日本の総合出版社です。文芸書、ノンフィクション、新書、文庫、絵本、ビジネス書など、幅広いジャンルの書籍を出版しています。特に、新潮文庫や新潮新書は多くの読者に支持されており、人文・思想・社会分野においても、質の高い書籍を多数刊行しています。本書は、新潮社の「新潮選書」レーベルからの刊行であり、知的好奇心を刺激する教養書として位置づけられています。

社会が壊れるその前にを購入する前に確認したい情報

発売日は2026年09月28日頃、ISBNは9784106039539です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

社会が壊れるその前にの書評まとめ

『社会が壊れるその前に』は、現代社会の複雑な現象を人類学的な視点から解き明かす一冊です。私たちが抱える生きづらさや社会のあり方について、新たな視点を提供してくれるでしょう。メアリ・ダグラスの思想に触れながら、現代社会の課題について深く考えたい読者におすすめです。

タイトルとURLをコピーしました