【書評】方舟|夕木 春央|講談社

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方舟 9784065358542 講談社 パッケージ画像

2022年に「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門1位を獲得し、数々の文学賞候補にもなった夕木春央氏の『方舟』が、2024年8月に講談社文庫から刊行されました。本作は、極限状況下での人間ドラマと衝撃的な結末で、多くの読者を惹きつけています。現代社会に潜む「無敵の人」というテーマにも触れ、ミステリーファンのみならず、現代社会を生きる私たちにも問いを投げかける一冊です。

方舟の基本情報

書名 方舟
著者 夕木 春央
出版社 講談社
発売日 2024年08月09日
ISBN 9784065358542
シリーズ 講談社文庫
ジャンル 文庫
価格 913円(税込)
楽天ブックス評価 ★4.2(2272件)

方舟はどんな本?

『方舟』は、友人と従兄と共に山奥の地下建築「方舟」を訪れた主人公・柊一が、そこで偶然出会った家族と共に一夜を過ごすところから始まります。しかし、翌朝に発生した地震により、地下建築の扉は岩で閉ざされ、内部には水が流入し始めます。さらに悪いことに、閉じ込められた状況下で殺人が発生。脱出には誰か一人を犠牲にする必要があるという極限状態の中、タイムリミットが迫る緊迫した展開が描かれます。犯人探しと脱出劇が交錯する中で、読者は驚きの真相へと導かれます。

方舟の内容と読みどころ

特徴1

地下建築「方舟」という閉鎖空間で起こる連続殺人事件と、極限状態での人間心理の描写。

特徴2

「一人を犠牲にすれば脱出できる」という究極の選択を迫られる状況下での、登場人物たちの葛藤と行動。

特徴3

読者をあっと言わせる、夕木春央ならではの衝撃的な結末と、現代社会への問いかけ。

この本がおすすめの人

・閉鎖空間でのサスペンスや、どんでん返しのあるミステリーを求めている方 ・極限状況下での人間の心理や倫理観について考えたい方 ・現代社会の抱える問題に切り込んだ作品に興味がある方 ・夕木春央氏の作品を初めて読む方にもおすすめできる、読み応えのある一冊です。

方舟の評判・口コミ

★★★★ 4.2 (2272レビュー)

『方舟』は、その衝撃的な結末と巧みな構成で、多くの読者から絶賛されています。「傑作ミステリ」「噂以上の素晴らしい作品」といった声が多く、特に閉鎖空間でのクライシス状況の克明な描写や、読者の予想を裏切る「オチ」が評価されています [6, 10, 11, 20, 25]。一方で、一部の読者からは「眠くなる」「ハラハラドキドキのクローズドサークルもの」といった感想も見られます [10]。楽天ブックスでは2272件のレビューで平均4.2と高い評価を得ており、ブクログでは4147件のレビューが集まっています [11]。

方舟の著者情報

夕木春央(ゆうき・はるお)は1993年生まれの日本の推理作家です。2019年に「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞し、デビューしました。デビュー当初は「絞首商會」や「サーカスから来た執達吏」といった大正時代を舞台にした作品を発表していましたが、『方舟』で初めて現代を舞台にした作品を発表しました。本作は「週刊文春ミステリーベスト10」2022年国内部門で1位を獲得するなど、各ミステリーランキングで高く評価され、第44回吉川英治文学新人賞、第20回本屋大賞、第23回本格ミステリ大賞(小説部門)の候補にも挙がりました [2, 5, 8, 9, 17, 21]。

方舟の出版社情報

講談社は、東京都文京区に本社を置く日本の大手総合出版社です。1909年の創業以来、文芸書、ノンフィクション、児童書、漫画、雑誌など、幅広いジャンルの出版物を発行しています。特に文庫レーベルである「講談社文庫」は、古典から現代文学、ミステリー、実用書まで、多岐にわたるラインナップで多くの読者に支持されています。『方舟』は、この講談社文庫から刊行されており、同社の質の高いミステリー作品提供の一端を示しています。

方舟を購入する前に確認したい情報

発売日は2024年08月09日、ISBNは9784065358542です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

方舟の書評まとめ

『方舟』は、極限状況下での心理描写と、読者の予想を覆す衝撃的な結末が魅力のミステリー小説です。クローズドサークルものの王道を行きつつも、現代的なテーマを織り交ぜた本作は、ミステリーファンはもちろん、普段あまりミステリーを読まない方にも手に取っていただきたい一冊と言えるでしょう。読後には深い余韻が残る作品です。

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