【書評】存在のすべてを|塩田武士|朝日新聞出版

本ページはプロモーションが含まれています
存在のすべてを 9784022652317 朝日新聞出版 パッケージ画像

平成3年に発生した未解決の誘拐事件から30年。当時事件を担当した新聞記者が、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の現在を知り、再び事件の真相を追うノンフィクションノベル『存在のすべてを』が、塩田武士氏によって描かれました。第9回渡辺淳一文学賞受賞、2024年度本屋大賞第3位、そして「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10第1位に輝くなど、各方面から高い評価を得ている本作は、2027年に映画化も決定しています。

存在のすべてをの基本情報

書名 存在のすべてを
著者 塩田武士
出版社 朝日新聞出版
発売日 2026年04月07日頃
ISBN 9784022652317
シリーズ 朝日文庫
ジャンル 文庫
価格 1,089円(税込)
楽天ブックス評価 ★4.3(98件)

存在のすべてをはどんな本?

『存在のすべてを』は、平成3年に起きた2児同時誘拐事件を軸に、30年という歳月を経て事件の真相に迫る物語です。主人公は、当時事件を担当した新聞記者の門田。旧知の刑事の死をきっかけに、被害男児の現在の消息を知り、未解決のまま異様な展開をたどった事件の真実を求めて、再び取材を開始します。その過程で、ある写実画家の存在が浮かび上がってくるという展開です。著者の塩田武士氏は、質感のない現代において「実」を見つめることをテーマに、綿密な取材に基づいたリアリティあふれる筆致で、事件の裏に隠された人間ドラマを描き出しています。

存在のすべてをの内容と読みどころ

特徴1

平成3年に発生した未解決誘拐事件を30年後に追う、重厚なノンフィクションノベル。

特徴2

事件の真相を追う新聞記者の視点を通して、当時の社会情勢や人間の心理が克明に描かれている点。

特徴3

第9回渡辺淳一文学賞受賞、2024年度本屋大賞第3位など、各メディアや賞で高い評価を受けていること。

特徴4

「質感なき時代に『実』を見つめる」というテーマが、現代社会への問いかけとしても響く点。

この本がおすすめの人

本作は、未解決事件の真相を追うミステリーやサスペンスがお好きな方におすすめです。また、綿密な取材に基づいたリアリティのある物語を好む読者や、人間の心理や社会的なテーマに深く切り込んだ作品を読みたい方にも響くでしょう。事件の背景にある人間ドラマや、30年という時間の経過がもたらす変化に興味がある方にも、読み応えのある一冊となるはずです。塩田武士氏の作品を初めて読む方にも、その筆致の確かさを感じられる入門編として適しています。

存在のすべてをの評判・口コミ

★★★★ 4.3 (98レビュー)

『存在のすべてを』は、第9回渡辺淳一文学賞受賞、2024年度本屋大賞第3位、「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10第1位に選ばれるなど、多くの賞賛を受けています。楽天ブックスでは98件のレビューで平均4.3と高い評価を得ています。読者からは、「驚愕の展開と切なさ、万感の思いが込み上げる感動巨編」といった声や、「時代の空気まで再現した筆力に驚嘆する」といった感想が寄せられています。事件の真相だけでなく、その背景にある人間ドラマや、時間の経過がもたらす変化を丁寧に描いている点が、高く評価されているようです。

存在のすべてをの著者情報

塩田武士氏は、1979年兵庫県生まれ。2010年『少女は卒業しない』で第3回早稲田大学坪内逍遥大賞を受賞しデビュー。2015年『永時間』で第36回野間文芸新人賞、2017年『母性』で第157回直木賞候補、2019年『 peral』で第41回野間文芸賞を受賞しました。本書『存在のすべてを』は、第9回渡辺淳一文学賞を受賞しています。緻密な取材とリアリティのある筆致で、現代社会の抱える問題や人間の深層心理を描き出す作風で知られています。

存在のすべてをの出版社情報

朝日新聞出版は、朝日新聞社のグループ企業として、新聞、雑誌、書籍、ウェブメディアなど、多岐にわたるメディア事業を展開しています。特に、報道・解説記事やノンフィクション、歴史・教養書、文芸作品など、質の高いコンテンツを提供することに定評があります。本書『存在のすべてを』は、同社の文芸部門から刊行された作品であり、社会的なテーマを扱いながらもエンターテインメント性の高い作品を生み出す同社の姿勢がうかがえます。

存在のすべてをを購入する前に確認したい情報

発売日は2026年04月07日頃、ISBNは9784022652317です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

存在のすべてをの書評まとめ

『存在のすべてを』は、未解決事件を題材にしながらも、人間の記憶、時間の経過、そして「実」とは何かを問いかける深遠な物語です。緻密な取材に裏打ちされたリアリティと、読者の心を揺さぶる人間ドラマは、ミステリーファンのみならず、現代社会に生きる私たちに多くの示唆を与えてくれるでしょう。文学賞を多数受賞し、映画化も決定している話題作であり、読み応えのある一冊を求める方におすすめです。

タイトルとURLをコピーしました