柚木麻子氏による長編小説『BUTTER』が、河出書房新社から文庫版として刊行されます。本作は、2017年に単行本として発表されて以来、その衝撃的な内容と鮮烈な筆致で多くの読者を魅了してきました。特に、イギリスをはじめとする海外での評価は高く、複数の文学賞を受賞し、40カ国以上で翻訳される世界的ベストセラーとなっています。2026年6月15日頃の発売が予定されており、新たな装いで再び注目を集めることでしょう。
BUTTERの基本情報
| 書名 | BUTTER |
|---|---|
| 著者 | 柚木 麻子 |
| 出版社 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2026年06月15日頃 |
| ISBN | 9784309422763 |
| シリーズ | 河出文庫 |
| ジャンル | 文庫 |
| 価格 | 1,045円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★3.9(142件) |
BUTTERはどんな本?
『BUTTER』は、2009年に首都圏で発生した男性連続不審死事件をモチーフにしたダークスリラーです。物語は、婚活サイトを通じて知り合った男性たちから金銭を騙し取り、殺害したとされる容疑者・梶井真奈子と、彼女に接見を重ねる週刊誌記者・町田里佳の関係を中心に展開します。拘置所のアクリル板越しに語られる真奈子の言葉、特に食とバターへの異常なまでの執着が、記者である里佳の日常を静かに侵食し、崩壊させていきます。女性の欲望や社会的な「生きづらさ」といったテーマを、濃厚なバターの描写を通して鮮烈に問い直す、衝撃作です。単なる事件の謎解きに留まらず、女性たちが抱える内面的な葛藤や、社会からの抑圧に光を当てています。
BUTTERの内容と読みどころ
特徴1
婚活連続殺人事件を背景に、容疑者と記者という対照的な二人の女性の心理が深く描かれる。
特徴2
「バター」が物語の重要なモチーフとして登場し、登場人物の欲望や社会からの解放を象徴する。
特徴3
女性の欲望や社会的な「生きづらさ」といったテーマを、鮮烈な筆致と衝撃的な展開で問いかける。
この本がおすすめの人
本作は、人間の欲望の深淵や社会的な抑圧に興味がある読者におすすめです。特に、女性が抱える生きづらさや、社会の規範に疑問を投げかけるような物語を好む方には、深く響くでしょう。また、独特の世界観と衝撃的な展開を持つスリラー作品を求めている方や、柚木麻子氏のこれまでの作品を読んだことがある方にも手に取っていただきたい一冊です。
BUTTERの評判・口コミ
『BUTTER』は、その衝撃的な内容と鮮烈な描写で、国内外で高く評価されています。イギリスでは複数の文学賞を受賞し、「脂肪分たっぷり、ミシュラン級の極上の一冊」「文学界に旋風を巻き起こした」と絶賛されています。国内でも、女性の「生きづらさ」や欲望といったテーマを掘り下げた作品として注目されており、読者からは「バターの描写が美味しそう」「登場人物の心理描写が巧み」といった感想が見られます。一方で、そのダークな世界観や衝撃的な展開から、読後感が重いと感じる声もありますが、多くの読者がその文学性とテーマ性を高く評価しています。
BUTTERの著者情報
柚木麻子氏は1981年、東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒業後、洋菓子メーカー勤務などを経て、2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞しデビューしました。2015年には『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。代表作に『本屋さんのダイアナ』、『ランチのアッコちゃん』(テレビドラマ化)、『嘆きの美女』(テレビドラマ化)などがあります。本作『BUTTER』は、2017年に発表され、直木賞候補にもなりました。
BUTTERの出版社情報
河出書房新社は、1886年創業の歴史ある出版社です。当初は教科書や参考書などを扱っていましたが、次第に文芸書や思想書を中心に刊行するようになり、多くの著名な作家や作品を世に送り出してきました。雑誌『文藝』の刊行や、河出文庫、河出ブックスなどのレーベルも展開しています。本社は東京都新宿区にあります。
BUTTERを購入する前に確認したい情報
発売日は2026年06月15日頃、ISBNは9784309422763です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
BUTTERの書評まとめ
『BUTTER』は、女性の欲望や社会的な抑圧といったテーマを、衝撃的な事件とバターというモチーフを通して描き出した、柚木麻子氏の代表作とも言える一冊です。その文学性の高さと海外での評価の高さから、多くの読者に手に取られるべき作品と言えるでしょう。スリリングな展開と深い心理描写を味わいたい方、そして現代社会に生きる女性たちの葛藤に触れたい方におすすめです。


