【書評】美術家列伝 5|ジョルジョ・ヴァザーリ|中央公論美術出版

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ルネサンス美術史における不朽の古典として、今なお読み継がれるジョルジョ・ヴァザーリの『美術家列伝』。その待望の日本語全訳版の第5巻が、中央公論美術出版より刊行されています。本書は、16世紀イタリアの画家、建築家、著述家であるヴァザーリが、14世紀から16世紀にかけての美術家たちの生涯と作品を叙述した集大成であり、西洋美術史の基礎を築いた画期的な著作です。 本邦初の全訳として、美術史研究者から美術愛好家まで、多くの読者にルネサンス美術の真髄を伝えます。

美術家列伝 5の基本情報

書名 美術家列伝 5
著者 ジョルジョ・ヴァザーリ
出版社 中央公論美術出版
発売日 2017年12月18日頃
ISBN 9784805516058
ジャンル ホビー・スポーツ・美術
価格 33,000円(税込)
楽天ブックス評価 ★5.0(1件)

美術家列伝 5はどんな本?

『美術家列伝 5』は、イタリアの画家であり建築家であったジョルジョ・ヴァザーリ(1511-1574)が著した、14世紀のチマブーエから16世紀のヴァザーリ自身に至る300年間の画家・彫刻家・建築家の生涯と作品を叙述した大著の日本語全訳版の一部です。 ルネサンス人ヴァザーリの鋭い観察眼と批評眼を通して、同時代の美術家たちの個性やエピソード、創造活動とその作品世界が生き生きと語り出されており、西洋美術の歴史における最も重要な著作の一つとされています。 本巻では、ジュリアーノ・ブジャルディーニ、ヤコポ・カルッチ(ポントルモ)、ミケーレ・サンミケーリ、ベンヴェヌート・ティージ(ガローファロ)、フランチェスコ・サルヴィアーティ、ダニエーレ・リッチャレッリ・ダ・ヴォルテッラ、タッデオ・ズッカリなど、ルネサンスからマニエリスム期にかけて活躍した多様な美術家たちの伝記が収録されています。

美術家列伝 5の内容と読みどころ

特徴1

ヴァザーリ自身が同時代人として記した、ルネサンスからマニエリスム期にかけての美術家たちの貴重な一次資料であり、後世の美術史研究の基礎を築いた画期的な著作である点。

特徴2

個々の美術家の生涯や作品制作のエピソードが詳細に語られ、彼らの個性や創造の苦悩、人間関係などが生き生きと描かれており、単なる伝記にとどまらない人間ドラマが展開される。

特徴3

長らく待望されていた日本語による全訳版であり、美術史研究者や愛好家にとって、原典に直接触れる貴重な機会を提供し、詳細な解説と註が理解を深める助けとなる。

この本がおすすめの人

この本は、イタリア・ルネサンス美術やマニエリスムに関心のある美術史研究者や学生に特におすすめです。西洋美術の古典を原典に近い形で深く学びたい読者や、ルネサンス期の芸術家たちの人間性や創作背景に興味を持つ美術愛好家にも適しています。また、美術史の基礎を体系的に理解したいと考えている方にとっても、その後の美術史観に決定的な影響を与えたヴァザーリの視点に触れることができるでしょう。

美術家列伝 5の評判・口コミ

★★★★★ 5.0 (1レビュー)

『美術家列伝』は「芸術文学の古典としてもっとも有名で、もっとも研究された本」 と評され、西洋美術史におけるその重要性は揺るぎないものです。日本語全訳版の刊行は、美術史研究者や愛好家から長年の待望に応えるものとして高く評価されています。 専門家からは、詳細な解説や註、可能な限り多数の写真図版が学術的価値を高めているとの声が見られます。 また、古典でありながら読み物としての面白さも兼ね備えている点が、一般の読者からも評価されています。 楽天ブックスでは1件のレビューで平均評価5.0と、購入者からの満足度の高さがうかがえます。

美術家列伝 5の著者情報

ジョルジョ・ヴァザーリ(Giorgio Vasari, 1511-1574)は、イタリアのマニエリスム期の画家、建築家、そして美術史家です。 アレッツォに生まれ、フィレンツェでアンドレア・デル・サルトやポントルモらに学び、ローマではミケランジェロの弟子となりました。 メディチ家のトスカーナ大公コジモ1世のお抱え芸術家として、ウフィツィ宮殿の設計やヴェッキオ宮殿の改装などを手がけました。 彼の最も著名な著作である『画家・彫刻家・建築家列伝』(通称『美術家列伝』)は1550年に初版が出版され、ルネサンス期の芸術家たちの伝記を体系的にまとめた最初の書物として「美術史の父」と称されています。

美術家列伝 5の出版社情報

中央公論美術出版は、1956年に創業された、美術・建築関連を中心とする学術出版社です。 創業者の栗本和夫氏は、戦前・戦後の中央公論社で活躍した人物であり、芸術作品に対する鋭い美意識と鑑賞眼を持って出版事業に当たりました。 『日本彫刻史基礎資料集成』や『日本建築史基礎資料集成』に代表される学術専門書を出版の根幹とし、数世紀にわたって読み継がれてきた諸外国の名著の紹介にも力を入れています。 高品質な印刷技術と厳密な原作批判に基づいた出版活動で知られ、研究者や専門家、図書館を主な顧客としています。 2025年4月には株式会社中央公論事業出版と合併し、自費出版事業にも参画しています。

美術家列伝 5を購入する前に確認したい情報

発売日は2017年12月18日頃、ISBNは9784805516058です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

美術家列伝 5の書評まとめ

ジョルジョ・ヴァザーリの『美術家列伝 5』は、ルネサンスからマニエリスム期にかけてのイタリア美術を深く理解するための決定版ともいえる一冊です。美術史の古典としてその価値は計り知れず、当時の芸術家たちの息遣いを現代に伝える貴重な資料となっています。専門的な研究者から、西洋美術史に興味を持つ一般の読者まで、幅広い層にとって、新たな発見と深い洞察をもたらすことでしょう。美術史の原典に触れることで、芸術作品への理解を一層深めたい方におすすめです。

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