『オックスフォード 出版の事典』は、21世紀に入り激変する出版環境を多角的に捉える総合ガイドです。技術革新が流通、消費、そして情報と社会の知的基盤に与えた影響を深く掘り下げ、数百年にわたる出版の営みがどのように成立し、変化してきたかを可視化します。A. Phillips氏による原著を、日本の出版・メディア研究を牽引する植村八潮氏、柴野京子氏、山崎隆広氏が監訳し、現代の出版を理解するための貴重な知見を提供しています。
オックスフォード 出版の事典の基本情報
| 書名 | オックスフォード 出版の事典 |
|---|---|
| 著者 | A.Phillips/植村 八潮/柴野 京子/山崎 隆広 |
| 出版社 | 丸善出版 |
| 発売日 | 2023年02月02日 |
| ISBN | 9784621307922 |
| ジャンル | 人文・思想・社会 |
| 価格 | 26,400円(税込) |
オックスフォード 出版の事典はどんな本?
本書は、21世紀の出版を取り巻く環境の大きな転換期において、出版という営みがどのような要素や条件に基づいて成立してきたのかを可視化する、出版学の総合ガイドです。技術が流通や消費のあり方を大きく変え、情報と社会の知的基盤を変貌させた現代において、出版の歴史、著者、読書、著作権、社会、文化、情報、ネットワーク、企業の社会的責任といった多岐にわたるテーマを網羅的に解説しています。さらに、出版の経済学、戦略、グローバリゼーション、キュレーション、商業出版、学術出版、教育出版といったダイナミクスにも焦点を当て、出版の組織構造、ブック・デザイン、テクノロジー、マーケティング、権利、図書館、本の販売といった実践的な側面も詳述。出版の未来に関する考察も提示されています。
オックスフォード 出版の事典の内容と読みどころ
特徴1:出版の多角的な視点
出版の歴史から経済、著作権、グローバリゼーション、テクノロジー、マーケティングに至るまで、出版を多角的な側面から分析しています。
特徴2:現代思想との融合
マクルーハン、フーコー、ブルデューといった現代思想の知見に基づいた分析が随所に盛り込まれており、「メディアとしての出版」を深く考察する視点を提供します。
特徴3:出版の未来への提言
最終章では「出版の未来:8つの思考実験」と題し、これからの出版が直面するであろう課題と可能性について考察を深めています。
この本がおすすめの人
この事典は、出版業界で働く専門家や、出版学、メディア論、情報学を学ぶ学生にとって特に有用です。出版の歴史的背景から現代のデジタル化、グローバル化に至るまで、幅広い知識を体系的に得たい研究者や教育関係者にも適しています。また、著作権や出版経済に関心のある法律家やビジネスパーソン、さらには出版文化の未来に関心を持つ一般読者にも、深い洞察を提供するでしょう。
オックスフォード 出版の事典の評判・口コミ
WEB上では、本書は出版学の総合ガイドとして、その網羅性と学術的な深さが評価されています。出版の歴史、経済、著作権、デジタル化といった多岐にわたるテーマを包括的に扱っている点が注目されており、現代思想の知見を取り入れた分析も高く評価されています。 一方で、専門性の高さから、特定の分野の専門家や研究者にとって特に価値のある書籍であるという見方もあります。レビュー件数はまだ多くありませんが、出版業界の現状と未来を深く考察したい読者からの関心を集めているようです。
オックスフォード 出版の事典の著者情報
本書はA. Phillips氏による原著を、日本の出版・メディア研究の第一人者である植村八潮氏、柴野京子氏、山崎隆広氏が監訳しています。植村八潮氏は専修大学文学部教授を務め、電子出版の研究・普及に長年携わってきました。 柴野京子氏は上智大学文学部新聞学科教授であり、出版流通を歴史社会学・メディア論の視点から研究し、日本出版学会会長も務めています。 山崎隆広氏は群馬県立女子大学文学部教授で、メディア研究を専門としています。 これらの監訳者陣が、原著の学術的価値を日本に紹介する上で重要な役割を果たしています。
オックスフォード 出版の事典の出版社情報
丸善出版は、1869年創業の丸善株式会社の出版部門が2011年に分社独立して設立されました。 以来、学術・文化の発展に寄与することを理念に掲げ、主に自然科学分野の専門書や、学・協会の編纂による便覧・ハンドブック・事典などを多数刊行しています。 近年では人文社会分野の百科事典シリーズも手がけるなど、多角的な出版活動を展開しており、本書のような専門性の高い事典の刊行は、同社の学術出版における豊富な実績と専門知識を反映しています。
オックスフォード 出版の事典を購入する前に確認したい情報
発売日は2023年02月02日、ISBNは9784621307922です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
オックスフォード 出版の事典の書評まとめ
『オックスフォード 出版の事典』は、出版という営みを多角的な視点から深く掘り下げた、学術的価値の高い一冊です。出版の歴史的変遷から現代の課題、そして未来の展望までを体系的に学びたい研究者や学生、出版業界関係者にとって、必携の文献となるでしょう。現代社会における「本」や「情報」のあり方を再考する上で、確かな知見と考察の機会を提供します。


