【書評】中国音楽史図鑑|劉東昇/袁せん猷|科学出版社東京

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中国の壮大な音楽史を、豊富な図像資料とともに深く掘り下げた『中国音楽史図鑑』は、中国芸術研究院音楽研究所の研究員である劉東昇氏と袁荃猷氏が編著を手がけ、中京大学教授の明木茂夫氏が翻訳・監修を務めた一冊です。古代から清朝末期に至るまでの中国音楽の変遷を、視覚的にも学術的にも多角的に捉えることを可能にします。日本の雅楽や楽制にも影響を与えたとされる中国音楽の全貌を理解するための、貴重なレファレンスとして注目されています。

中国音楽史図鑑の基本情報

書名 中国音楽史図鑑
著者 劉東昇/袁せん猷
出版社 科学出版社東京
発売日 2016年06月29日頃
ISBN 9784336058416
ジャンル エンタメ・ゲーム
価格 28,600円(税込)

中国音楽史図鑑はどんな本?

本書は、2008年に人民音楽出版社から刊行された『中国音乐史图鉴』の日本語訳版にあたります。原始時代から戦国時代、秦漢・南北朝、隋唐五代、宋元、そして明清時代(1911年まで)という広範な時代区分にわたり、中国音楽の歴史を体系的に解説しています。楽器や楽譜、演奏風景を描いた壁画、絵画、彫刻など、720枚を超える圧倒的な図像資料を収録しており、視覚的な情報を通じて、中国音楽の発展とその文化的背景を深く理解することができます。各時代の音楽様式、楽器の変遷、楽舞の形態などが詳細な解説とともに紹介されており、専門家から愛好家まで、幅広い読者にとって中国音楽史への理解を深めるための決定版と言えるでしょう。

中国音楽史図鑑の内容と読みどころ

特徴1:720枚を超える豊富な図像資料

楽器、楽譜、演奏風景を描いた壁画、絵画、彫刻など、視覚的に中国音楽史を辿るための貴重な資料が多数収録されています。

特徴2:古代から清朝末期までの広範な時代を網羅

原始時代から1911年までの中国音楽の歴史を、各時代の特徴や変遷を詳細に解説し、体系的に理解できます。

特徴3:日本の雅楽や楽制への影響にも言及

中国音楽が周辺地域の文化、特に日本の雅楽や楽制に与えた影響についても触れられており、東アジア文化交流史の視点からも読み解くことができます。

この本がおすすめの人

この書籍は、中国音楽史を専門的に研究する研究者や学生、東洋音楽や文化に関心を持つ方々に特におすすめです。また、豊富な図像資料から中国の歴史や美術、文化に触れたい方、日本の雅楽や伝統芸能のルーツに関心がある方にとっても、新たな発見があるでしょう。専門的な内容ながらも、図鑑形式で視覚的に楽しめるため、中国文化への入門書としても活用できます。

中国音楽史図鑑の評判・口コミ

『中国音楽史図鑑』は、その専門性と網羅性から、中国音楽史研究における貴重な資料として評価されています。一般の読者レビューは多く見られませんが、専門書を扱う書店では、中国音楽史の決定版として紹介されることがあります。特に、720枚を超える図像資料の豊富さと、古代から清朝末期までの広範な時代を詳細に解説している点が、学術的な価値を高めていると見られます。一部のオンライン書店では品切れ・重版未定となっており、その希少性も伺えます。

中国音楽史図鑑の著者情報

本書の編著者は、中国芸術研究院音楽研究所研究員である劉東昇氏と、同研究所研究館員を務めた袁荃猷氏です。劉東昇氏は1940年北京生まれで、天津音楽学院民俗器楽学科を卒業後、中国政府より数々の賞を受賞しています。袁荃猷氏は1920年生まれで、燕京大学教育学科に入学し、輔仁大学を卒業。音楽考古学に関する多数の論文を発表し、2004年に逝去されました。 翻訳・監修は、中京大学国際教養学部教授で文化科学研究所所長の明木茂夫氏が担当。中国古典楽理および中国語学を専門とし、中国古典楽理書の音階理論に関する研究で知られています。

中国音楽史図鑑の出版社情報

科学出版社東京は、中国の科学技術系出版社である中国科学出版集団科学出版社有限責任公司の全額出資子会社として、2009年7月に日本で設立されました。 人文社科、科学技術、時政経済などの学術専門書や、科学図鑑、文物図鑑、伝統文化・歴史文化著作などを主要な出版分野としています。 日本語版図書の出版・翻訳出版、中国語原書の輸入販売、著作権の輸出入代理業務なども手がけ、日中間の学術・文化交流に貢献しています。日本の大学図書館や研究機関、公共図書館への情報提供も積極的に行っています。

中国音楽史図鑑を購入する前に確認したい情報

発売日は2016年06月29日頃、ISBNは9784336058416です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

中国音楽史図鑑の書評まとめ

『中国音楽史図鑑』は、中国音楽の歴史を網羅的に、かつ視覚的に深く探求したい読者にとって、非常に価値のある一冊です。豊富な図像資料と詳細な解説は、専門的な研究者だけでなく、中国文化や音楽に関心を持つ一般の読者にも、その奥深さを伝えるでしょう。学術的な内容でありながらも、図鑑形式で理解を助ける工夫がされており、中国音楽史への理解を深めるための確かな手引きとなるでしょう。

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