渡辺多恵子氏が描く『風光る(7)』は、幕末の激動期を舞台に、少女が男装して新選組に入隊するという斬新な設定で長年多くの読者を魅了してきた「風光る」シリーズの一冊です。本巻では、新選組の運命を大きく左右した池田屋事変の直後が描かれ、主人公・セイの心の葛藤や、京の人々の新選組への複雑な感情が深く掘り下げられています。歴史の大きなうねりの中で生きる人々の人間模様を、繊細な筆致で紡ぎ出す本作は、歴史ファンのみならず、人間ドラマを求める読者にも響くでしょう。
風光る(7)の基本情報
| 書名 | 風光る(7) |
|---|---|
| 著者 | 渡辺 多恵子 |
| 出版社 | 小学館 |
| 発売日 | 2000年07月26日 |
| ISBN | 9784091373571 |
| シリーズ | フラワーコミックス |
| ジャンル | 漫画(コミック) |
| 価格 | 429円(税込) |
| 楽天ブックス評価 | ★4.3(6件) |
風光る(7)はどんな本?
『風光る(7)』は、幕末の京都を舞台にした青春グラフィティ「風光る」シリーズの第7巻です。主人公は、仇討ちのため男装して新選組に入隊した少女・富永セイ(神谷清三郎)。本巻では、新選組が名を馳せた池田屋事変後の状況が描かれています。池田屋での活躍により新選組の勇名は全国に広まったものの、京の人々の彼らへの嫌悪感は一層深まるばかりでした。そんな中で、傷つき苦悩するセイの姿や、池田屋事変から派生する様々な感情が交錯する人間模様が、作者独自の視点で描かれています。
風光る(7)の内容と読みどころ
特徴1
池田屋事変後の新選組と京の人々の関係性の変化が描かれ、歴史の裏側にある人間ドラマに深く迫ります。
特徴2
男装の少女・セイが、新選組隊士としての活躍と自身の秘めた恋心の間で揺れ動く、内面的な葛藤が丁寧に描写されています。
特徴3
憎悪、歓喜、そして恋といった多様な感情が渦巻く幕末の人間模様を、斬新な視点と繊細な筆致で描き出し、読者の感情を揺さぶります。
この本がおすすめの人
この本は、幕末の歴史、特に新選組を題材にした作品に興味がある方におすすめです。また、男装の少女が主人公という設定に惹かれる方や、歴史上の出来事を背景にした人間ドラマや恋愛模様を楽しみたい方にも適しています。登場人物たちの心の動きや成長を丁寧に追いたい読者、そして少女漫画ならではの繊細な表現で描かれる歴史物語を求めている方にも響くでしょう。
風光る(7)の評判・口コミ
「風光る」シリーズは、長期連載を誇り、多くの読者から愛されてきた作品です。本巻単独のレビュー数は少ないものの、シリーズ全体としては、歴史的事実を丁寧に踏まえつつ、少女漫画らしい繊細な心理描写とロマンスが融合している点が評価されています。特に、主人公セイと沖田総司の関係性の変化や、新選組隊士たちの人間的な魅力に引き込まれるという声が多く見られます。史実の重さとフィクションの魅力を両立させている点が、読者から高く評価される傾向にあります。
風光る(7)の著者情報
渡辺多恵子氏は、1960年東京都出身の日本の漫画家です。1979年に『和佳ちゃんの熱愛時代』でデビューして以来、少女漫画界で活躍してきました。代表作には『ファミリー!』、『はじめちゃんが一番!』などがあり、特に『はじめちゃんが一番!』で第36回、そして本作『風光る』で第48回小学館漫画賞少女部門を受賞しています。 『風光る』は1997年から2020年まで足掛け23年にわたり連載され、全45巻で完結した大作であり、その歴史への深い洞察とキャラクター描写は多くのファンを魅了しました。
風光る(7)の出版社情報
本書を刊行する小学館は、1922年に創業した日本の大手総合出版社です。当初は小学生向けの学習雑誌から事業をスタートしましたが、現在では児童書、コミック、雑誌、書籍など幅広いジャンルの出版物を手掛けています。 「フラワーコミックス」は同社の少女漫画レーベルの一つであり、長年にわたり数々の人気作品を世に送り出してきました。小学館は、出版事業だけでなく、デジタルコンテンツ、映像、キャラクタービジネスなど多角的な事業展開を行い、日本の出版文化を牽引する存在です。
風光る(7)を購入する前に確認したい情報
発売日は2000年07月26日、ISBNは9784091373571です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
風光る(7)の書評まとめ
『風光る(7)』は、新選組という歴史上の題材を、男装の少女を主人公に据えて描くことで、新たな視点と深い人間ドラマを提供しています。歴史の大きな流れの中で、登場人物たちがどのように感情を揺さぶられ、成長していくのかを追体験できる一冊です。歴史上の出来事とキャラクターの心情が丁寧に描かれているため、幕末の動乱期に生きた人々の息遣いを感じたい読者や、感情移入できる物語を求める方に特におすすめできるでしょう。


