【書評】三宝絵/日本往生極楽記|源為憲/慶滋保胤|八木書店

本ページはプロモーションが含まれています
三宝絵 日本往生極楽記 9784840623414 八木書店 パッケージ画像

『三宝絵/日本往生極楽記』は、平安時代中期に成立した日本の古典文学を代表する二つの作品を収録した書籍です。源為憲による仏教説話集『三宝絵詞』と、慶滋保胤による往生伝『日本往生極楽記』は、当時の仏教思想や信仰、そして文学のあり方を現代に伝える貴重な資料として知られています。八木書店が刊行する「尊経閣善本影印集成」シリーズの一冊として、貴重な善本を高精細な影印で提供し、研究者や古典愛好家にとって重要な出版物となっています。

三宝絵 日本往生極楽記の基本情報

書名 三宝絵/日本往生極楽記
著者 源為憲/慶滋保胤
出版社 八木書店
発売日 2007年10月
ISBN 9784840623414
シリーズ 尊経閣善本影印集成
ジャンル 人文・思想・社会
価格 28,600円(税込)

三宝絵 日本往生極楽記はどんな本?

本書は、平安時代中期に編纂された仏教説話集『三宝絵詞』と、日本最古の往生伝とされる『日本往生極楽記』を影印で収録しています。源為憲が尊子内親王のために編纂した『三宝絵詞』は、仏・法・僧の三宝の功徳を平易に説いたもので、釈迦の本生譚、日本の高僧伝、仏教行事の解説から構成されています。 一方、慶滋保胤が撰した『日本往生極楽記』は、聖徳太子をはじめとする45人の極楽往生者の伝記を集めたもので、当時の浄土信仰を伝える貴重な資料です。 これら二つの作品は、後の説話文学や往生伝に多大な影響を与えたと評価されています。

三宝絵 日本往生極楽記の内容と読みどころ

特徴1:平安仏教文学の双璧を一度に

源為憲の『三宝絵詞』と慶滋保胤の『日本往生極楽記』という、平安時代中期を代表する二大仏教文学作品をまとめて読むことができます。

特徴2:貴重な善本の高精細影印

八木書店の「尊経閣善本影印集成」シリーズとして、国宝や重要文化財を含む尊経閣文庫所蔵の貴重な善本を高精度な影印で提供しており、原典に近い形で作品を鑑賞・研究できます。

特徴3:後世の文学への影響を考察

『三宝絵詞』は『日本霊異記』と『今昔物語集』を架橋する位置を占め、『日本往生極楽記』は日本最初の往生伝として、その後の説話文学や往生伝に多大な影響を与えました。 本書を通じて、日本古典文学史におけるこれらの作品の重要性を深く理解することができます。

この本がおすすめの人

この本は、平安時代の仏教文学や説話文学、往生伝に関心のある研究者や学生に最適です。また、日本古典文学の原典に触れたい読者や、当時の仏教信仰や思想背景を深く学びたい方にもおすすめできます。特に、貴重な古典籍の影印資料を求めている専門家や、日本史・日本文学の研究に携わる方々にとって、必携の一冊となるでしょう。

三宝絵 日本往生極楽記の評判・口コミ

『三宝絵/日本往生極楽記』は、「尊経閣善本影印集成」シリーズの一冊として、学術的な価値が非常に高く評価されています。WEB上の情報からは、国宝や重要文化財を含む貴重な古典籍を精密な影印で提供している点が、研究者から絶賛されていることがうかがえます。 特に、『三宝絵詞』が『日本霊異記』と『今昔物語集』を架橋する説話文学史上の重要性や、『日本往生極楽記』が日本最古の往生伝としての位置づけが、多くの学術書評や研究論文で言及されています。 一般の読者レビューは少ないものの、古典文学研究における基礎資料としての確固たる地位を築いていることが示されています。

三宝絵 日本往生極楽記の著者情報

『三宝絵詞』の著者である源為憲(みなもとのためのり)は、平安時代中期の貴族で文人です。詩や文章に優れ、冷泉天皇の皇女尊子内親王のために仏教説話集『三宝絵詞』を編纂しました。 また、『口遊』や『世俗諺文』といった教養書も著しており、当時の文化・教育に貢献しました。 一方、『日本往生極楽記』の著者である慶滋保胤(よししげのやすたね)も平安時代中期の貴族・文人・儒学者です。 陰陽道を家学とする賀茂氏の出身ながら紀伝道を志し、菅原文時に師事して漢詩文に秀でました。 仏教にも深く帰依し、念仏結社である勧学会を始め、源信のもとで出家して寂心と号しました。 彼の著書には『池亭記』や『日本往生極楽記』などがあります。

三宝絵 日本往生極楽記の出版社情報

八木書店は、1946年(昭和21年)に設立された日本の文芸・学術出版社であり、古書店、新刊書取次も手掛ける企業です。 特に日本古典文学・近代文学関連の出版事業を幅広く行っており、その学術的評価は高く、数多くの受賞歴があります。 貴重な古典籍を高精度に複製・翻刻する「尊経閣善本影印集成」シリーズは、同社の主要な出版分野の一つであり、国宝や重要文化財を含む尊経閣文庫の蔵書を研究資料として提供しています。 また、2007年には続群書類従完成会の出版事業を引き継ぐなど、日本の学術文化の継承に大きく貢献しています。

三宝絵 日本往生極楽記を購入する前に確認したい情報

発売日は2007年10月、ISBNは9784840623414です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

三宝絵 日本往生極楽記の書評まとめ

『三宝絵/日本往生極楽記』は、平安時代中期に花開いた仏教文学の精髄を、貴重な善本の影印という形で現代に伝える一冊です。源為憲と慶滋保胤という二人の文人による代表作を並べて読むことで、当時の思想や信仰、文学的表現の多様性を深く味わうことができます。日本古典文学や仏教史の研究者、あるいは原典資料に触れたいと願う古典愛好家にとって、この上ない資料となるでしょう。学術的な探求心を刺激する、価値ある出版物です。

タイトルとURLをコピーしました