仏教研究の金字塔として知られる『大正新脩大蔵経』は、大正から昭和初期にかけて編纂された漢訳仏典の集大成です。本巻は、その中でも仏教の核心的な教えである「般若部」の第二巻にあたり、高楠順次郎ら当時の日本の仏教学者が総力を挙げて編纂しました。前巻に引き続き、膨大な般若経典を体系的に収録しており、仏教の「空」の思想を深く理解するための重要な資料として、長年にわたり研究者や専門家から高く評価されています。
大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版の基本情報
| 書名 | 大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版 |
|---|---|
| 著者 | 高楠順次郎 |
| 出版社 | 大正新脩大蔵経刊行会 |
| 発売日 | 1988年08月 |
| ISBN | 9784804395067 |
| ジャンル | 人文・思想・社会 |
| 価格 | 22,000円(税込) |
大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版はどんな本?
『大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版』は、大正13年(1924年)から昭和9年(1934年)にかけて刊行された全100巻からなる一大仏教叢書の第6巻です。この巻は、仏教の十部門分類における「般若部」の第二巻にあたり、特に「大般若波羅蜜多経」の巻201から巻400までを収録しています。 般若経典は、仏教の根幹をなす「空」の哲学を説くものであり、その深遠な思想は多くの仏教宗派に影響を与えてきました。本書は、高麗大蔵経を底本としつつ、日本に伝わる多様な漢訳仏典やサンスクリット写本などを用いて厳密な校訂が施されており、学術的な信頼性が極めて高いことが特徴です。
大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版の内容と読みどころ
特徴1
仏教の「空」の思想を深く探求する般若経典群の重要な部分を収録し、前巻に続く形でその思想の展開を追うことができます。
特徴2
高麗大蔵経を底本に、諸漢訳大蔵経やサンスクリット写本などを用いた厳密な校訂が施されており、学術研究の信頼できる基盤を提供します。
特徴3
「大般若波羅蜜多経」の巻201から巻400までを網羅し、膨大な般若経典の全体像をより深く理解するための不可欠な一冊です。
この本がおすすめの人
この書籍は、仏教の「空」の思想や般若経典について、前巻に引き続きさらに深く研究したい専門家や学生に特におすすめです。仏教学、インド哲学、東洋思想を専門とする方々にとっては、一次資料として欠かせない文献となるでしょう。また、仏教の教義や歴史を体系的に、かつ詳細に理解したいと考える専門家や、古典的な漢訳仏典の厳密な校訂版を求める読者にも適しています。仏教の奥深い哲学を追求する上で、信頼性の高い原典に触れたい方にとって価値ある一冊です。
大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版の評判・口コミ
『大正新脩大蔵経』は、日本の仏教学界が総力を挙げて編纂した漢訳仏典の集大成として、国内外で最高の権威を持つ学術資料と広く認められています。 その網羅性と厳密な校訂は特に評価されており、仏教学の学術論文では、本書の巻数、ページ数、段数を明記して引用することが一般的です。 「般若部」は仏教の核心的な教えである「空」の思想を説く経典群であり、その学術的価値は揺るぎないものです。専門家からは仏教研究の基礎文献として絶大な信頼が寄せられています。
大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版の著者情報
高楠順次郎(たかくす じゅんじろう、1866-1945)は、明治から昭和初期にかけての日本を代表する仏教学者、インド学者です。広島県出身で、京都普通教校を卒業後、イギリスのオックスフォード大学でインド学を学びました。帰国後は東京帝国大学教授として梵文学を講じ、東京外国語学校校長や東洋大学学長も務めました。 彼の最大の功績の一つは、『大正新脩大蔵経』の編纂責任者として、日本の仏教学の発展に多大な貢献をしたことです。また、『国訳南伝大蔵経』の刊行や武蔵野女子学院(現・武蔵野大学)の創立など、教育・文化事業にも尽力し、1944年には文化勲章を受章しています。
大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版の出版社情報
大正新脩大蔵経刊行会は、『大正新脩大蔵経』という画期的な仏教叢書を編纂・刊行するために設立された組織です。現在では大蔵出版株式会社として、その活動を継承しています。 大蔵出版は、仏教学術書を専門とする出版社であり、漢訳仏典の定本として世界的に権威ある『大正新脩大蔵経』をはじめ、その研究成果を現代に伝える『新国訳大蔵経』など、仏教研究に不可欠な資料を数多く世に送り出しています。 東洋思想や仏教研究に携わる人々にとって、信頼性の高い専門書を提供し続ける重要な存在です。
大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版を購入する前に確認したい情報
発売日は1988年08月、ISBNは9784804395067です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版の書評まとめ
『大正新脩大蔵経(第6巻(般若部 2))普及版』は、仏教の「空」の思想を深く探求する上で、第5巻に続く不可欠な文献です。高楠順次郎をはじめとする当時の最高峰の学者が厳密に校訂したこの巻は、般若経典の広範な内容を体系的に学ぶための信頼できる資料となります。仏教学やインド哲学の専門家、あるいは仏教の教義をより深く、詳細に理解したいと願う真摯な学習者にとって、その学術的価値は非常に高く、仏教思想の核心に迫るための必携の一冊と言えるでしょう。


