中本正智氏による『日本列島言語史の研究』は、日本列島の言語の歴史を包括的に探求した学術書です。1990年に大修館書店から刊行された本書は、琉球方言研究の第一人者である著者が、長年のフィールドワークと文献調査に基づいて、日本列島における言語の変遷とその方法論を提示しています。言語学、特に歴史言語学や方言学に関心を持つ読者にとって、貴重な知見を提供する一冊と言えるでしょう。
日本列島言語史の研究の基本情報
| 書名 | 日本列島言語史の研究 |
|---|---|
| 著者 | 中本正智 |
| 出版社 | 大修館書店 |
| 発売日 | 1990年05月 |
| ISBN | 9784469211580 |
| ジャンル | 語学・学習参考書 |
| 価格 | 19,800円(税込) |
日本列島言語史の研究はどんな本?
本書は、日本列島における言語の歴史を、具体的な調査資料と文献資料を駆使して、その方法論を追究しながら実践した研究書です。著者は琉球方言の研究を起点とし、琉球列島全域の言語地図を完成させ、さらに日本列島全体の言語史を包括的かつ有機的に捉えようと試みています。比較言語学と言語地理学を核に、独自に収集した豊富なデータに基づき、日本列島の諸方言を一つの言語史の流れとして記述している点が特徴です。
日本列島言語史の研究の内容と読みどころ
特徴1:琉球方言研究を基盤とした日本列島言語史の構築
著者が長年取り組んできた琉球方言の研究成果を土台に、日本列島全体の言語史を包括的に記述しています。
特徴2:比較言語学と言語地理学の融合
豊富な調査データと文献資料を、比較言語学と言語地理学という二つの視点から分析し、言語の歴史的変遷を多角的に解明しています。
特徴3:具体的な資料に基づいた方法論の提示
抽象的な議論に終始せず、実際の調査資料と文献資料を詳細に分析することで、言語史研究の具体的な方法論を示しています。
この本がおすすめの人
この本は、日本の言語の歴史や方言の成り立ちに深い関心を持つ研究者や学生におすすめです。特に、比較言語学や言語地理学といった分野に興味がある方、琉球方言を含む日本列島の諸方言の相互関係を体系的に理解したい方にとって、必読の一冊となるでしょう。また、言語学の専門書を読み解くことに慣れている方や、詳細なデータに基づいた実証的な研究に価値を見出す方にも適しています。
日本列島言語史の研究の評判・口コミ
『日本列島言語史の研究』は、中本正智氏の博士論文として結実したものであり、琉球方言研究の集大成として学術的に高く評価されています。 多くの読者や研究者からは、独自に収集された豊富な調査データと言語学的な分析手法が評価されており、日本列島の言語史を包括的に捉えようとする意欲的な試みが注目されています。特に、琉球方島音韻史の解明から日本列島全体の言語史へと展開する研究のスケールが、専門家から高く評価される傾向にあります。
日本列島言語史の研究の著者情報
中本正智(なかもと まさちえ)氏は、1936年沖縄県玉城村奥武島に生まれ、1994年に逝去した言語学者です。 琉球大学文理学部を卒業後、東京都立大学大学院人文科学研究科で博士課程を修了し、東京都立大学人文学部文学科教授を務めました。 琉球方言研究の旗手として知られ、特にフィールドワークを重視し、自ら各地を精力的に調査して資料を収集しました。 その研究は琉球方言の構造解明から始まり、比較言語学的・言語地理学的研究へと発展し、本書『日本列島言語史の研究』として結実しました。
日本列島言語史の研究の出版社情報
大修館書店は、1918年(大正7年)に創業し、1934年(昭和9年)に設立された日本の出版社です。 辞書、教科書、専門書、専門雑誌などを主な出版分野としており、特に言語学や漢文関係に強みを持っています。 諸橋轍次編著の『大漢和辞典』や『ジーニアス英和大辞典』など、数々の著名な辞典を刊行していることで知られています。 本書『日本列島言語史の研究』も、同社の専門性の高い学術書出版の一環として位置づけられます。
日本列島言語史の研究を購入する前に確認したい情報
発売日は1990年05月、ISBNは9784469211580です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。
日本列島言語史の研究の書評まとめ
『日本列島言語史の研究』は、中本正智氏の長年にわたる研究の集大成であり、日本列島の言語の歴史を深く探求したい専門家や研究者にとって、必携の文献です。特に、琉球方言から日本列島全体へと視野を広げたその包括的なアプローチは、言語学における貴重な貢献と言えるでしょう。詳細なデータと緻密な分析に基づいた本書は、言語史研究の新たな視点を提供し、読者の知的好奇心を刺激する一冊です。


