【書評】誰何|伏尾美紀|光文社

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2026年8月発売の『誰何』は、伏尾美紀氏による最新ミステリー小説です。北海道警察を辞め、児童相談所で働く主人公が、二重に死んだとされる女性の謎に迫る物語。元刑事と現役刑事が交錯する捜査線が、複雑に絡み合った事件の真相を紡ぎ出します。第67回江戸川乱歩賞受賞作家である伏尾氏が描く、新たなサスペンスに期待が集まります。

誰何の基本情報

書名 誰何
著者 伏尾美紀
出版社 光文社
発売日 2026年08月19日頃
ISBN 9784334110857
ジャンル 小説・エッセイ
価格 2,090円(税込)
楽天ブックス評価 ★4.0(51件)

誰何はどんな本?

『誰何』は、東京都内で起きた孤独死事件をきっかけに、二重に死んだとされる女性の謎を追うミステリー小説です。主人公は、北海道警察を辞め、児童相談所で臨時職員として働く新内由紀。彼女のもとに、警視庁の刑事から、2年前に亡くなったはずの松川美和という女性の部屋から、新内の警察官時代の名刺が見つかったと連絡が入ります。一方、北海道では、道警の砂本修二がひき逃げ事件を捜査中に、被害者宅で新内の名刺を発見します。異なる場所で発見された名刺が結びつけるものとは何か。元刑事と現役刑事、二つの捜査線が交錯し、行旅死亡人の過去に秘められた真実が明らかになっていきます。

誰何の内容と読みどころ

特徴1

「二度死んだ」とされる女性の謎が、物語の核心に迫るサスペンス。

特徴2

元刑事と現役刑事、二つの視点から描かれる捜査が、複雑に絡み合った事件の真相を解き明かす。

特徴3

北海道を舞台に、孤独死やひき逃げ事件など、現代社会が抱える問題にも触れる重厚な人間ドラマ。

この本がおすすめの人

・伏尾美紀氏の作品を初めて読む方、または前作『百年の時効』でその作風に惹かれた方 ・元刑事と現役刑事が協力して謎を追う、バディものの要素に興味がある方 ・現代社会が抱える問題を描いた、リアリティのあるミステリーを読みたい方 ・北海道を舞台にした、重厚な人間ドラマとサスペンスの融合を楽しみたい方

誰何の評判・口コミ

★★★★ 4.0 (51レビュー)

伏尾美紀氏の最新作『誰何』は、発売前から高い評価を得ています。特に、元刑事と現役刑事がそれぞれ異なる事件を追う中で、やがて繋がっていく構成が「技巧がたまらない」と評されています。読者からは、物語の進行がゆっくりでありながらも、随所に散りばめられた伏線や違和感が、読者の興味を引きつけ続けるという感想が見られます。また、登場人物たちの心理描写の巧みさや、現代社会が抱える問題への言及も、作品に深みを与えていると評価されています。話題作『百年の時効』で文学賞三冠を達成した伏尾氏の、新たな代表作として期待されています。

誰何の著者情報

伏尾美紀氏は1967年北海道生まれ、北海道在住の小説家です。会社員や産業翻訳を経て、2021年に『北緯43度のコールドケース』で第67回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューしました。同作は、北海道を舞台にした警察小説として注目を集めました。2026年には『百年の時効』で第28回大藪春彦賞、第47回吉川英治文学新人賞、第79回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)の三賞を受賞し、警察小説の新たな旗手として高く評価されています。その他の著書に『数学の女王』、『最悪の相棒』などがあります。

誰何の出版社情報

光文社は、1945年創業の総合出版社です。文芸、ノンフィクション、雑誌、コミックなど幅広いジャンルの書籍を手掛けており、特にミステリー小説の出版には力を入れています。江戸川乱歩賞の主催や、ミステリー専門誌「ジャーロ」の刊行など、ミステリー界の発展に貢献してきました。数々の人気作家を輩出し、現代ミステリーの潮流を牽引する存在として知られています。

誰何を購入する前に確認したい情報

発売日は2026年08月19日頃、ISBNは9784334110857です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

誰何の書評まとめ

『誰何』は、二重に死んだとされる女性の謎を追う、伏尾美紀氏による骨太な警察ミステリーです。元刑事と現役刑事がそれぞれの視点から事件を追う中で、やがて一本の糸で結びついていく様は、読者を飽きさせません。現代社会が抱える問題にも触れながら展開される重厚な人間ドラマは、ミステリーファンならずとも引き込まれるでしょう。伏尾氏の新たな代表作として、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

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