【書評】名探偵のままでいて|小西マサテル|宝島社

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2024年4月に宝島社から刊行された小西マサテル著『名探偵のままでいて』は、第21回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した話題作です。レビー小体型認知症を患う祖父と、彼に謎を持ち込む孫娘・楓の関係性を軸に、日常に潜む不思議な事件を解き明かしていく連作ミステリー短編集。古典ミステリーへのオマージュも散りばめられ、ミステリーファンだけでなく、温かい人間ドラマを求める読者からも注目を集めています。

名探偵のままでいての基本情報

書名 名探偵のままでいて
著者 小西マサテル
出版社 宝島社
発売日 2024年04月03日頃
ISBN 9784299052988
シリーズ 宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ
ジャンル 文庫
価格 880円(税込)
楽天ブックス評価 ★3.7(257件)

名探偵のままでいてはどんな本?

『名探偵のままでいて』は、小西マサテルによる連作ミステリー短編集です。宝島社から単行本が2023年1月に、文庫版が2024年4月に発売されました。物語は、レビー小体型認知症を患う元小学校校長の祖父と、彼に様々な謎を持ち込む孫娘・楓を中心に展開します。「密室殺人」「人間消失」「幽霊騒動」といった一見奇妙な事件や日常の謎を、祖父が鋭い洞察力で鮮やかに解き明かしていきます。古典ミステリーへのオマージュが随所に盛り込まれており、ミステリーファンを唸らせる仕掛けが施されています。同時に、認知症を患う祖父と孫娘の間に流れる、切なくも温かい愛情が描かれており、心に響く人間ドラマとしても楽しめます。

名探偵のままでいての内容と読みどころ

特徴1

認知症の祖父が孫娘から持ち込まれる謎を鮮やかに解き明かす、ユニークな安楽椅子探偵ミステリー。

特徴2

「密室殺人」「人間消失」など、古典ミステリーを彷彿とさせる巧みな謎解き。

特徴3

祖父と孫娘の間に流れる、認知症という現実と向き合いながらも深まる愛情を描いた人間ドラマ。

この本がおすすめの人

この作品は、本格的な謎解きと心温まる人間ドラマの両方を楽しみたい読者におすすめです。特に、認知症というテーマに興味がある方や、高齢者と若者の世代を超えた交流を描いた物語に惹かれる方には、新たな発見があるかもしれません。また、古典ミステリーへのオマージュが散りばめられているため、ミステリーの歴史に触れたい読書家にも手に取っていただきたい一冊です。シリーズ作品も展開されているため、一作で満足せず、続きを追いたい方にも適しています。

名探偵のままでいての評判・口コミ

★★★☆ 3.7 (257レビュー)

『名探偵のままでいて』は、第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作として注目され、多くの読者から支持を得ています。レビューでは、認知症の祖父が謎を解くという設定のユニークさや、孫娘との心温まるやり取りが評価されています。一方で、物語の展開や文章表現については、好みが分かれるという意見も見られます。特に、序盤は穏やかな謎解きが中心ですが、終盤にかけてハードな展開になる点や、作者の放送作家としての経歴からくる文章のスタイルについて言及する声もあります。楽天ブックスでは257件のレビューがあり、平均評価は3.7となっています。

名探偵のままでいての著者情報

小西マサテルは、放送作家としても活動する作家です。本作『名探偵のままでいて』は、第21回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、彼の小説家デビュー作となりました。この作品は「名探偵のままでいて」シリーズの第1作であり、その後『名探偵じゃなくても』、『名探偵にさよならを』といった続編も刊行されています。2026年には、このシリーズ3部作を原作としたテレビドラマが放送されるなど、多方面で注目を集めています。

名探偵のままでいての出版社情報

宝島社は、1971年に設立された日本の出版社です。ファッション誌やブランドムックで知られる一方、エンターテイメント性の高い小説や実用書など、幅広いジャンルの出版物を手がけています。『このミステリーがすごい!』大賞を主催しており、多くの新人作家を発掘・育成しています。同社は、時代のトレンドを捉え、読者の多様なニーズに応える革新的な企画で、出版業界において独自の地位を築いています。

名探偵のままでいてを購入する前に確認したい情報

発売日は2024年04月03日頃、ISBNは9784299052988です。価格や在庫は変わるため、注文前に楽天ブックスの最新表示をご確認ください。

名探偵のままでいての書評まとめ

『名探偵のままでいて』は、認知症の祖父と孫娘という異色のコンビが謎に挑む、温かくも切ないミステリーです。ユニークな設定と巧みな謎解き、そして心に響く人間ドラマが融合した本作は、ミステリーファンはもちろん、感動的な物語を求める読者にもおすすめです。シリーズ作品も展開されており、続きが気になる方はぜひ手に取ってみてください。

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